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Le Maccioleはイタリア、トスカーナ州の海に面した産地 『ボルゲリ』 という所にあります。
この産地は、今や有名な赤ワインの産地で、有名所はサッシカイアや、オルネライアなど、
世界に知れ渡ったワインの産地です。
ここからは、彼女が話したLe Macchioleの歴史を書いていきたいと思います。
彼女(チンツィアさん)は農家に生まれ、ご主人(エウジェニオ氏)はエノテカを営む商売の家に生まれたそうです。
もちろん、今のマッキオーレが存在する、ボルゲリの地に生まれたのです
二人は結婚をし、ご主人は家業を継がずワインを作る事を決心。
家族の援助を断り、自分達だけの力で銀行からお金を借り、ワイナリーの設立しました。(1983年。ちなみにOPIUM同じ設立です)
当初は、エノテカを手伝いながらの畑仕事だったので、そちらからの収入もあったようですが、
畑仕事の量が増え、ワイナリーの仕事一本になった時は、収入がなく、
食事の買い物を行っても、考えながらお金を使わなくてはいけない。そんな日々だったそうです。
最初は、コンテシーネという白はヴェルメンティーノ、赤はサンジョベーゼを使用したワインと作っていましたが、
思う様に売れない事もあり、そういう時はワインを寄付し、安く売りさばく事はしなかったそうです。
なぜなら、魂を売りさばいている様で嫌だったからだそうです。
それからは、研究をかさね、ボルゲリの地でメルローやカベルネソーヴィニヨン、カベルネ・フランの可能性を見出し、
ブルゴーニュやボルドーへ足を運び、勉強を重ねたそうです。
ボルゲリという地は海から5kmにある場所です。そのテロワールを表現する為に、
二人で力を合わせ、設立当初は4haだった畑も、今や22haにまで拡大としました。
畑を買う度に、エウジェニオは、『これが最後の投資だから。。。』と話し、それは幾度と繰り返されました。
自分の思いを成し遂げる為には、とても頑固なエウジェニオの行動に、彼女は口を挟む事なく、
拡大をして行ったマッキオーレ。今、彼が居なくなってしまった現在、この事が良く分かるそうです。
彼女は『目標を作り、目標を達成する前に、次の目標を立てなければ、成長はしない』 こう言ってました。
今は、彼女の弟、そして兄の様な存在のエノロゴ(ルカ・ダットーマ氏)そして、若いスタッフ9名で、
ボルゲリの地でしか出来ない、そんなワインを作っています。
彼女は、若い人と働く事はとても大切とおっしゃってました。若い人には情熱と柔軟性があるからだそうです。
現在、彼女の息子(長男)はシエナの醸造学校へ通ってらっしゃるそうです。
これから、まだまだ柔軟に伸び、目標を定め進化するワイナリーになる事でしょう。
彼女達が作り出すワインは5種類。
パレオ・ビアンコ (ソーヴィニヨン・ブラン70%・シャルドネ30%)
マッキオーレが作る白ワイン。このワインのみバリック醗酵を行っているそうです。
ボルゲリ・ロッソ (メルロー50%・カベルネソーヴィニヨン30%・シラー10%・サンジョベーゼ10%)
このワインは名刺的な存在なんだそうです。Le Macchioleと名前が入って、Bolgheriという産地が入っている。
単一のワインを作る事はもちろん難しい事だが、単一葡萄の考え方でこのブレンドワインを作っているそうです。
パレオ・ロッソ (カベルネ・フラン100%)
パレオという名前は、パレオ・ロッソが始めてリリースされた1989年に パレオという名の雑草に悩まされたそうです。
当初、カベルネ・ソーヴィニヨン90%に酸を出す為サンジョベーゼを10%ブレンドでスタート。
今や、ル・パンの息子さんが収穫の際、働かして欲しいと願い出てくる程の素晴らしいカベルネ・フラン100%のワインになっています。
スクリオ (シラー100%)
スクリオとは、トスカーナの言葉で純粋な人という意味を持ちます。エウジェニオはシラーに拘り、フランスのエレガントさ、
オーストラリアの力強さを兼ね備えたワインをシラーを作りたいと思っていたそうです。このボルゲリの地では、
シラーは不向きだと、ルカ・ダットーマ氏が再三言うのですが、彼は一歩も引かず、良く喧嘩をしたそうです。
このシラーは、他に稀をみないボルゲリのシラー、というかマッキーレのシラーとして素晴らしいポテンシャルのワインです。
メッソリオ (メルロー100%)
名前の由来は麦を収穫する人。ワイン産地になる前、ボルゲリは麦がたくさん栽培されていたそうです。
彼女は、ボルゲリの地にメルローは適していると話します。
(彼女はOPIUMでの夕食会。メッソリオを飲んだ瞬間『CHE BUONO!』とおっしゃってました)
セミナーはとても有意義な物でした。本当にありがとうございます。
Le Macchioleのワインを、こんなにゆっくり、考えたり、飲んだり、料理と合わせてみたり、
私自身にとってもいい経験であり、そういう風に全てのワインに対して考えていきたいと思いました。
私にとって、テロワールという言葉が氾濫すればする程、理解に苦しむ時があります。
彼女達が作る、このボルゲリのワインには、海に面したこの場所でしかなす事ができないワインだと思います。
このワイン一つ、一つ、香り、味わいについては、あまり触れていません。
どうぞ、味わってみてください。そうすれば、何か心が感じる物があると思います。
私も、Le Macchiole、チンツィアさん、エウジェニオ氏、のワインを長い年数をかけて理解を深めていきたいと思います。
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